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両親と同居していた相続人が財産を教えてくれない

両親と同居していた相続人が財産を教えてくれない

Tさん(60代、男性)は、お兄さんと相続について揉めています。先日、お母さんが亡くなったのですが、Tさんは進学をきっかけに家を出てしまい、お兄さんがお母さんと実家で同居していました。

お 兄さんは結婚していたのですが、お兄さんの奥さんはお母さんと渋々同居していたため、口出しをされたくないということでTさんがお母さんに会いにくるのを 歓迎していませんでした。そのため、Tさんは最近はお母さん・お兄さんとは疎遠な関係になり、葬式のために久しぶりに実家に帰るような有様でした。

そのため、Tさんとしてはお母さんにどのような相続財産があるのかを全く把握していません。お兄さん夫婦に聞いても、お母さんの面倒は自分達が負担していたぐらいであり、全く財産は残っていないと答えるばかりです。
しかし、先に亡くなったお父さんは2000万円程度の預貯金があったはずであり実家に住んで慎ましやかに生活していたお母さんが預貯金を使いきるはずがないですし、また、お父さんが行っていた株取引による株式も保有していたはずです。

Tさんとしては、本当は相続財産があったのではないかという疑いが晴れません。

(解決方法)

相続財産の調査については以下のような方法で行います。預貯金・株式以外にも色々な相続財産がありますので参考にして下さい。

①預貯金
預貯金は通帳をみればわかりますが、通帳がない場合でも取引銀行が分かっていれば窓口で残高を教えてくれることがあります。このときは被相続人との関係を示す戸籍謄本や本人確認のための身分証明書の提出を求められることがありますので予め銀行にご確認下さい。
預貯金の調査は弁護士会照会といった弁護士による特別の調査で行う場合もあります。

②株式
株式の調査については、金融機関や証券会社に対して評価証明書を貰う方法で行います。例えば、被相続人名義で証券会社等から案内が来ていなかったかを思い出して調べます。

③不動産
不動産に関しては不動産を管轄する法務局で不動産登記簿謄本を取得します。
また、弁護士はインターネットによって不動産登記を取得することができますので、ご相談いただければ取得いたします。

④生命保険金
被相続人に生命保険がかけられている場合もありますが、死亡保険金の受取人が他の相続人になっている場合はどのように考えれば良いでしょうか。この場合は、例外的な事情がない限り、残念ながら相続財産にはならないと考えられます。