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遺産分割がまとまらない場合の解決方法

遺産分割がまとまらない場合の解決方法

遺産分割がまとまらない場合の解決方法としては、弁護士に依頼して遺産分割協議を実施する、遺産分割調停・遺産分割審判を行う、又は遺産分割に関する訴訟を提起することが考えられます。

弁護士による遺産分割協議

当事者同士で遺産分割協議がまとまらない場合は弁護士に依頼して遺産分割協議を実施することが考えられます。遺産分割協議の方法に法律上のルールは存在しませんが、弁護士が法律知識や交渉の経験を活かして話し合いを行うとスムーズに話し合いがまとまることがあります。

また、遺産分割協議がまとまれば遺産分割協議書を作成する必要がありますが、遺産分割協議に弁護士が参加していれば迅速かつ適切な遺産分割協議書を作成することができます。とくに通常の書式では記載がなされない特別な事情を遺産分割協議書の内容に盛り込むことで、後日の紛争防止になります。
また、遺産分割協議書は預金口座解約や不動産登記名義変更のために必要となるため、これらの手続に精通した弁護士が遺産分割協議書を作成することで手続をスムーズに行うことができます。

遺産分割調停の申立て

遺産分割協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に対して遺産分割調停を申し立てることが考えられます。

遺産分割調停においては、①相続人・法定相続分確認、②遺産の確認、③特別受益・寄与分の確認、④具体的相続分の確定、⑤遺産分割方法の確定の各論点を話し合うことになります。
それぞれの論点について自己に有利な結論を導くためには法的知識が必要不可欠となります。とくに、ご自身で遺産分割調停を行われると、些末な論点と重要な論点を上手く整理できず、些末な論点で時間を取られて長期化しますし、細かい点では勝っても全体として負けるということがあるため、メリハリをつけた主張を行うことに注意が必要です。

遺産分割調停についても弁護士に依頼することが可能です。弁護士に依頼するメリットとしては以下の点があります。
・相手方と会わずに済むため心理的負担が軽減される
・法的知識を踏まえて的確な主張立証を行える
・早期に決着することが期待できる
・適切な証拠を提出することができるため主張に説得力が増す
・調停委員としても弁護士が代理人に就いている側に意見を傾けがちである

遺産分割審判

遺産分割調停が不成立になった場合は審判手続に移行します。遺産分割審判は、話し合いによって相続人全員が合意をしなかった場合でも、裁判所が各相続人の言い分を聞いて最終的な決定を出すことになります。

遺産分割審判手続では、基本的には当事者の行った主張立証のみを前提に判断がなされます。また、十分な主張立証を展開できなかった結果として裁判所から不利な決定がなされた場合、合意しなかったとしても当該決定が最終的な結論となってしまいます。
そのため、遺産分割審判では弁護士に依頼して適切な主張立証を行う必要性が高いといえます。弁護士は、依頼者の味方として、法律や裁判に関する知識を踏まえて、有利な結論が得られるように主張立証を行います。

遺産分割に関する訴訟

遺産分割の前提である遺産の範囲や相続人の範囲に争いがある場合は訴訟手続きによる解決が必要となります。

とくに多いのが遺産の範囲等に争いがある場合であり、遺産確認の訴えと呼ばれることがあります。例えば、同居していた相続人がご両親の預金を開示しない場合や、預金口座から勝手に多額の現金を引き出しておきながらご両親から贈与を受けたと主張した場合に遺産確認の訴えによって決着をつけることになります。

遺産分割に関する訴訟については、自分で行うことはほとんどなく、通常はそれぞれの相続人の弁護士同士が行います。訴訟手続は、法律に従って厳格な手続が定められており、少し間違えただけで勝敗に直結することもあるからです。
他方で、訴訟手続を必要以上に恐れることはありません。裁判は怖いと思っておられる方も多いですが、基本的には弁護士が行うものですので依頼者に負担はほとんどありません。
訴訟手続については弁護士に任せることで安心確実に自分の利益を実現して下さい。